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燃えよ、あんずあらすじと評価[ネタバレなし]

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どうも、ちゃんよつです。

今回は藤谷治さんの「燃えよ、あんず」をご紹介します。

読んだきっかけは、たまたま王様のブランチで紹介されていて面白そう!と思ったからです。

実際に読んでみた感想としては、笑いあり涙ありとすごく感情を揺さぶられる作品でした。

とりあえず気になってるけど読もうか悩んでる人は読んだ方が良い作品です。

燃えよ、あんずあらすじ

人生、何が起こるかわからない(本当に)

下北沢の小さな書店・フィクショネスには、一癖も二癖もある面々が集っていた。癖の強い店主、筋金入りの「ロリータ」愛読者、大麻合法を真面目に主張する謎の男、大手企業で管理職に就く根暗な美形男性、そして、決して本を買わずに店で油を売り続ける、どこか憎めない女子・久美ちゃん。

そんな彼女に新婚間もなく不幸が訪れる。それから十数年。ある日、久美ちゃんがお店にふらりとあらわれた。同じく懐かしい顔の男を伴って――。

燃えよ、あんず出典amazon.co.jpより

評価・感想

まずはじめに本当に面白かった。

正直「人生でも1,2を争う小説に出会ってしまった」という帯のコメントを見て自分の中の期待値が上がりすぎないかなと心配してました。

ですが読み進めるうちにそんな心配は忘れてしまい、気づいたら夢中で読み進めてましたね。笑

特にラスト100ページくらいからは読んでるこっちにも力が入ってきて、最後の最後ラスト1ページですごく泣いてしまいました。

ネタバレを控えて書いているので多くは語りませんが、これだけ読んでていろんな気持ちになった作品はあまり記憶にないです。

あらすじにもある通り物語の中心になるのは久美ちゃんなんですが他にも

  • フィクショネスの店主(作者)
  • 筋金入りの◯リコン
  • ◯麻合法を真剣に主張する謎の男
  • 大手企業で働く根暗な美形男子

などどうして出会ったのか分からない個性的な人たちが登場します。

これだけ個性的だとリアリティに欠けそうですが、この作品は事実をもとに書かれているのでしっかりとモデルになった人がいます。

なのでそれぞれ誰にも言えないような過去やトラウマなどさまざまな感情が描かれていて、むしろ登場人物1人1人にすごく人間味を感じました。

また舞台になっている下北沢の空気感がより一層登場人物たちのどうしようもなさをリアルにしています。

そして何よりこの「燃えよ、あんず」はこの登場人物たちがそれぞれ好き勝手しなければ、生まれることのなかった人間ドラマを描いた作品です。

なので僕は読んでいて、偶然と偶然が重なりあって進んでいく展開に「事実は小説よりも奇なり」という言葉を思い出しました。

このはちゃめちゃな展開の中には登場人物のやりとりに笑ったり、思わず手を止めて考えさせられてしまうような言葉。

そして“さまざまな愛”を感じることができます。

読後は終わってしまった喪失感と「生きてればいろいろあるけど、まあなんとかなるよ」と肩を叩かれたような気持ち。

そして素直に読んで良かった。

そう思えるとても素敵な作品でした。

ちなみに手に取ってみると思ってたよりも分厚いな…と思う人もいるかもしれません。

ですが物語の途中で語り手が変わり、それにあわせて視点や口調も変化していくので読者が飽きないような細かい配慮がされています。

まあ何よりストーリー自体が面白いので、途中でつまずくようなことはないと思います。

個性的なキャラクターたちのさまざまな思いが交差して生まれた嘘のようで本当な心温まる作品です。

少しでも興味がある人は読んで損はないと思いますよ^^

まとめ

以上が燃えよ、あんずについてのまとめになります。

読み終わった後はなんとなく人間て良いなぁと思える作品になってます。

読もうか悩んでる人や気になっている人はぜひ読んでみてください。

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