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藤岡陽子さんのおすすめ感動作、手のひらの音符あらすじや見どころ、感想など(ネタバレなし)

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どうも、ちゃんよつです。

先日本屋をなんとなくぶらついている時に書店員さんのおすすめ!とPOPで宣伝されていたので思わず買ってしまいました。

しかし書店員さんのおすすめ通り読み終わる頃には自然と涙が出てきて本当に読んで良かったと思えた一冊になったので紹介します。

あらすじ

デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。あの頃が、水樹に新たな力を与えてくれる。人生に迷うすべての人に贈る物語!手のひらの音符背表紙より引用

濃厚に描かれた回想

この物語は主人公水樹の幼少期や学生時代の回想に現在進行形の話(仕事や恩師のお見舞いなど)を織り交ぜていくような形で展開されていきます。

現在進行形の話に回想が入る形はよくありますが、その逆です。

そしてこの物語のメインとなる回想シーンですが子どもの頃のわくわくきらきらしたような日常はもちろん時には残酷だったりとても悲しくなるような色々なエピソードが丁寧に描かれています。

しかしこの濃厚に描かれた回想シーンこそがこの作品の一番の魅力になっていて一つ一つのエピソードに何か強さや優しさのような力を感じることができます。

感想

デザイナーである水樹視点で主に書かれているからか文中に多くの色が出てくるのが特徴的でした。

服や花、何気ない景色そして声にまで色を持たせてあげられる感性が素敵です。
またこの水樹の視点を通じて伝わってくる色がより鮮やかに物語を想像させてくれます。

そして前述した物語の中心になる回想シーンですが、本当に良かったです。

途中何度も悲しくなったりするんですけど、回想シーンが終わり物語の終盤に向かうにつれてどうしようもなく涙が溢れてしまい水樹と同じように僕も力をもらえました。

何かに落ち込んだ時や悩んだ時に心を暖かく包んで背中を押してくれるようなそんな一冊です。

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